ギターを始めて何年もたつと、
本当は完全にはわかっていないけど
(あるいはわかってるつもりだけどww)
今さら人にきけないことって結構あるものです。
人に教えるようになって、
超ソボクな質問を前にして
いわゆる専門用語を使わずに
わかりやすく納得がいく説明ができず、
自分の理解度の「あいまいさ」や「誤解」に
気づかされることも少なくありません。
【当たり前】を見直すことで
思いがけない気づきがあったりします。
そこでギタリスト佐々木秀尚さんに
「今さらきけない系」の
エレキギターの音づくりをテーマに
【イコライザーのつまみのハナシ】
を書き下ろしていただきました!
■ 佐々木秀尚の
アナザー・ウェイ、アナザー・スタイル!Vol.6
【エレキギターのサウンドメイキング#02】
〜今さら人にきけない「ツマミ」のハナシ。〜
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ごあいさつ
こんにちは。ギターの佐々木秀尚です。
先日、
「上達の秘訣は小さな本番を積み重ねること」
をコンセプトに「中くらいの本番会」を催してきました。
“小さな本番”のネタ元であらせられる
笑さんも応援に来てくれました!
なぜ“中くらい”なのかも含めて、
詳細はこちらの記事を是非お読みいただければ♪
さて、エレキギターサウンドメイキングのお時間です。
前回はエレキギターの
音の出る仕組みを説明しましたが、
今回はわかっているようで今更きけない
「EQつまみ」のお話。
EQとはイコライザーのこと。
アンプなどに付いている
Bass(低域)
Middle(中域)
Treble(高域)
のつまみのことです。
ずばり音色を変化させるつまみなのですが、
ざっくりした音の印象は
Bass(低域)
…重さを調節。
下げるとロー(低域)が空っぽの軽い音に、
上げるとドンドンした重厚な音に。
Middle(中域)
…太さを調節。
下げると通称“ドンシャリ”と言われる輪郭のはっきりした音に、
上げるとブリッとした暑苦しい音に。
Treble(高域)
…硬さ、抜けを調節。
下げると角が取れた丸い音に、
上げるとキンキンした硬い音に。
※音色の感じ方には個人差があります(笑)
ちなみによく耳にする
「抜けの良い音」というのは、
「アンサンブルの中でよく聞こえてくる音」という意味。
一人で弾いたときには良い音だったとしても、
抜けが悪いと何を弾いているかわかりません。
ずばりTrebleを上げると、
人の耳に聞こえやすい
2〜4kHzくらいの周波数帯域が出てくるので
抜けは良くなってきます。
ただ、各楽器でそれぞれ受け持っている帯域があるので、
ベーシストがしっかり低域を支えていたら、
ギタリストはBassをカットすることで、
それぞれの音の輪郭がはっきり聞こえてきて
「抜ける」ということもよくあります。
お互いが「出す」のではなく
「引く」アンサンブルができるようになると良いですね。
佐々木秀尚
-Hidehisa Sasaki Online-
——-
カンタンすぎましたか〜?
この手のハナシをきいた時、
単に「ふ〜ん」で終らせてしまうのは、
やっぱりちょっともったいない気がします。
自分ならどうあてはまるか?
自分が好きなギターの音は、
どうしてかっこいいのか?
キンキンする、とか、
ブリッとする、って、
つまりどういうこと?
少年のような探究心で、色々試してみませんか?
新たな気づきは、意外なところにありますよ♪
【実践】
今日のコラムの「ツマミ」の話を元に、
自分のアンプのツマミを無心にいじって、特徴をつかむ!
あなたの気づきを教えてください!
ご意見やご感想、リクエストはこちらからお気軽にお寄せください!
Have a great vibes!
敬愛をこめて
満ちる
わたし、笑 満ちる(えみ・みちる)のギターメルマガ上で
「サウンドメイク(音作り)」に関するオリジナルコラムを連載するので
楽しみにしていてください!
佐々木秀尚のアナザーウェイ、アナザースタイル
「エレキギターのサウンドメイキング」
以下のメルマガ内で連載(不定期)していきます。
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